新中1生の保護者のみなさんへ~京葉学舎~

お子様の小学校ご卒業おめでとうございます。小学校へ入学した時の感慨が、さらに一段上のそれへと高まって来られたことでしょう。そして、中学校への入学。
このようにして、子どもたちは徐々に、そして確実に成長してゆきます。そのためには、保護者のみなさんの並々ならぬご苦労もおありだったことでしょう。
そして、中学へ入るやいなや高校受験という関門が待ち受けているがゆえに、新たな緊張が降りかかって参ります。

 

京葉学舎の授業について

こういう中で、みなさんはお子様を私たち京葉学舎にお預けになっておられるわけです。
そこで、改めて中学生となったお子様をどのように導いていったらよいのかが課題となります。
このことについて私たちは以下のように考えております。

 

「中1ギャップ」への対応に細心の注意を払います。

中1ギャップとは、中学校という小学校とは異なる雰囲気(急な大人扱い、教科担任制、テストによる順位づけ、部活動、上級生との摩擦など)に馴染めず、不登校になりがちな傾向をいいます。これらに対応するには、生徒一人一人とのコミュニケーションが大切です。

勉強への対応に細心の注意を払います。

「英語」が加わりますが、他の教科の基礎が万全であれば問題ありません。しかしながら、特に国語と算数の基礎が不完全であれば、英語が加わることは非常に負担となります。英数国のバランスある学力をつけることがとても大事なこととなります。

部活動と勉強との兼ね合いに細心の注意を払います。

このことについても、各教科の実力が備わっていれば問題ありませんが、各教科の基礎が不完全な生徒にとっては部活動が重荷となってしまいます。それゆえに、普段コツコツと学習する習慣をつけることが重要となります。

定期テストへの対応に細心の注意を払います。

もちろん普段の勉強への対応は重要ですが、年4回実施される定期テストについては、特にテスト範囲が示される直前2週間前からの対策が重要となります。
このことを踏まえて当塾では例年希望者に「定期テスト直前特訓」を行っています。

高校入試との関連について

入試は、入試の得点(5教科500点満点)と内申点(1学年9教科×5=45点満点×3学年分=135点満点))の合計点で合否が決定されます。
ということは、内申点は定期テストを中心として各学年毎に決まってしまいますので、1年生の終わりには45点中の何点か既に決まってしまうということです。
つまり、1年生のうちに入試に関係する得点の一部が決まるということで、既に入試は始まっているということです。
これは1~2年生のうちはなかなか気付きにくいことですが、中3の終り頃になり志望校を決める際にとても高い比重を占めるようになります。特に上位難関校を選ぶ際には、入試得点ではあまり差がつきにくいので、内申点の良し悪しが決定打となることがしばしば見受けられます。
これらのことを念頭において、当塾では普段の指導を行っています。

「ごまかし勉強」へ陥らないように細心の注意を払います。

ごまかし勉強とは、目先の成績の順位だけを目標とする勉強のことで、ほとんどの塾で日常茶飯事となっている勉強方法のことです。困ったことに、学校でもこの傾向が10年ほど前から強く見受けられるようになっているのです。
ごまかし勉強の実態をご紹介します。
定期テストにおいて、学校では、

1.範囲を限定する
2.その範囲からさらに限定したプリントを配布しヒントを与える(特に漢字や英単語)
3.範囲の箇所の業者作成の演習問題を解かせる。

といったことが行なわれています。
他方塾側は、学校に輪をかけてその範囲の反復練習を大量にやらせます。しかも、当該中学校の過去問まで解かせる塾もあります。
このような勉強を続けていると、範囲内の勉強しかしなくなり、既習範囲をおろそかにしてしまい、全学年範囲の問題や模擬テストでは良い結果が得られなくなってしまうのです。
これでは、小学1年から中学3年の全範囲から出題される入学試験には、とうてい太刀打ちできなくなってしまいます。
ですから、これらを回避するには、塾での授業が、

1.いまはやりの機械(コンピュータ)を使った問題演習中心ではなく
 (個別指導を標榜している塾のほとんどはこの部類に入ります)、
 説明を中心としたものであることが重要。
2.しかも、基礎的な概念をじっくりと理解させることが重要。
3.さらに、常に既習範囲に注意を払い、当該学年以前の範囲のチェックをすることが
 大切です。場合によっては、小学校の範囲まで下がることさえ必要となります。

 当塾では、これらのことに最大の注意を払いながら授業を進めてゆきます。

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